中国の建築資材、インテリアの仕入れ業務

(中国の建築資材、インテリアの仕入れ業務)

ここに来て、従来の中国建材、家具インテリアの貿易の話が色々出てきました。弊社のお客様は、ほとんどが商用物件で店舗内外装に関する企業との取引先ですから、コロナの影響で退店はあっても、出店がなかったことで、正直、この事業は、かなり閑古鳥が泣いていました。

中国と商売をしているとよくカントリーリスクはあるので、半年くらい影響がでることは、過去にも何度か経験していますが、2年近くも影響が出たコロナには、流石にまいったという感じです。静かに、この流れが去るのを待っているという状況でしたが、取引先の建材メーカーもまだ、生き残っているようで、今日は、新店舗の案件で、中国からのサンプルの取り寄せなどを行っています。

現地での買付という話がありましたが、これは、まだ自由に渡航できない状況ですので、現地買付の対応ができませんが、とりあえず、連絡を取りながら仕入れができる案件に対しては、対応しています。

中国も今、環境問題に対応して、石炭を発電に使えなくしたことで、電力不足がひどくなっているということで、サプライチェーンに影響が出ているということです。早い目、早い目に対応して、中国の現地工場で発注した商品を日本に輸入するようにしなければ、時間的に間に合わなくなります。

特に、この時期の発注で気にかけなければいけないのが、中国は、来年は、2月1日が春節のおやすみに入りますので、その2週間前から仕事が停滞します。すなわち、1月15日以降、2月15日以前の1ヶ月は仕事にならないということが言えます。
船便も、1月15日までに出荷したいということで、年末から1月中は、非常に混雑します。コロナの影響で、船便も混乱しており、コンテナの価格も高騰していることもあり、同時に、日本円は円安傾向になっていますので、ドル建て貿易をする中国貿易の日本への輸入業は、ちょっと不利な条件になっているといえます。とはいえ、建築資材の書類、特注できる商材の多さでは、中国メーカーは数が多く、商用建築をする企業にとっては仕入れとして外せない地域になっています。
需要は、当然ありますが、円安になると価格が高騰するのは仕方ないです。