一帯一路について思うこと

やはりこの根本的な理由というのは中国は10カ国の接する国があるということが一番の原因だと考えられます。
一帯一路を推進するが上でヨーロッパと中国をどのようにしてつなぐかというのが中国にとっての大きな課題でした。

それと東南アジアとつながる交通網の整備というのも中国にとっての重要な課題でした。

それらの課題をクリアするために一帯一路進めましたがその裏側では中国の貿易の拡大ということを目指したと言えます。

中国は外貨での資金の貸付をしていますが資機材等は全て中国から輸入していますので人民元で決済されています。
すなわち中国にとってこの一帯一路は外貨貸付と言いながらインフラ投資を行う資材調達は全て人民元で決済されていますのである意味、外貨貸付という名称で外貨の投資をしているのと変わりません。

すなわち人民元における貿易決済株というのは世界全体の2%程しかまだありませんので中国としては米ドルなどの基軸通貨を獲得することが目的です。

同時にインフラを拡充するということは中国との貿易を活性化させ中国にとっての利益を増やすのに貢献できると言えます。

製造力で言えば中国は世界を圧倒しています。
世界を圧倒する生産力を保持して行こうと思えば大量の消費を続ける市場の開拓というものが常に必要になります。

予定14億人の人口を抱える中国にとって一帯一路を推進するということは国家を保持する上での死活問題と言えます。

逆に1億2000万人しかいない日本にとってはそこまで外国に対して自ら開拓する労働者もいませんし同時に企業もありません。
ただ単に金融支援をするということで ODA などの円借款は行なっていますがその先はそれぞれの国で行なってくださいというスタンスです。

やはり国家の人口規模と生産力を考えれば中国は自らの国歌を保持するがためにそれだけ世界の市場に大志で開拓していかなければこの生産力を保持できないということが言えます。
日本はそこまでの規模で行う必要がないということが言えます。