中国経済の失速

□中国経済の失速

 

経済第一で、進めてきた中国の政策に一気にブレーキをかける政策を行っているように感じてしかたありません。

ゼロコロナ政策を唱えていますが、それを実現する上での経済損失がどれだけ大きいのかを中国政府も理解しているはずです。しかし、敢えて、ゼロコロナという名目で、中国NO1の商業都市、貿易都市である上海の昨日を3ヶ月も止めてしまったのでしょう。また、最近の不動産業界に対する引き締めや、他、中国のアリババなどの巨大企業への制裁などを考えて見れば、経済大国を目指し、中国の民間企業が大きくなり、その巨大な企業が、政府にも影響を及ぼす力を持つことに対して、ブレーキをかけるために、景気の悪化をしているのではないかと感じてしまいます。商売好きな中国人は、どこまでも貪欲に商売をして大きくすることを考えます。商人が大きな力を持ち、皇帝担っては困るということで、成長の抑制をしているということも言えます。また、同時に、中国人の海外渡航を規制する動きも、中国にとって西側諸国から中国商人が世界に影響を与えるようになリ中国商人の世界への展開をあまりさせることは、西側諸国から制裁の原因になると考えて、コロナを理由に、国境の出入り口を小さくしてしまったということが言えるかもしれません。

 

中国の覇権国家への道に対して、政府としてのアナウンスは、続けているが、国民に対しては、あまりに外国に出ていって何かをするな、これ以上いろいろ行うと、世界中からトラブルの原因になるということを感じているのかと思います。国内に対しても、商人は、ある程度の成長まではいいのですが、国家に影響を与える企業にまで成長することは許さないということかと思います。

 

中国ビジネスの難しいところは、政府幹部との関係は重要ですが、その力がある一定にラインを超えると、危険人物とみなされるという難しいといえます。中国の不動産業界の崩壊という話がありますが、中国を代表する不動産デベロッパーへの資金の融資にブレーキをかけています。中国では、実質経済の50%近くが不動産関連事業であると言われています。不動産の減速ということは、中国経済の縮小を意味します。

 

大きくなりすぎた民間企業の成長を抑制する動きが一気にでてきていると考えられます。