中国投資の不動産ビジネスについて考える

□中国投資の不動産ビジネスについて考える

今日はいつもに比べると電話の鳴る件数が少ないなあと思ってました。
曜日を見ると木曜日です。
不動産屋の仕事をしていると多くの不動産屋が水曜日と木曜日を休日にしておりますので業者からの連絡というのは休日日は少なくなります。

大体不動産屋からの電話というものは自社物件を紹介するということで売却の依頼のお願いになります。

ジャシボ不動産は 外国人投資家武家の一棟もの収益ビルやマンションを中心に販売しています。
価格帯は基本的に1億円から5億円の価格帯のものが多いです。

そのような物件を関東圏を中心に売主からの依頼物件を多く取り揃えております。

今は中国の不動産開発会社がデフォルトしそうになっているということで日々そのニュースが日本で流れています。

そのこともあって中国の不動産と言うキーワードで多くの日本人が関心を持っていると言えます。

確かに中国の不動産が厳しい状況になったというのはこれは金融的な引き締めが原因であると言えます。

中国人はもともと不動産と言う固定資産に関する所有欲は非常に高いと言えます。

そのために一人が数軒の家を持つことに喜びを覚えている人が多く私の知人の中国人も全く住むこともない家を何件も持っている人がいます。

そのような無駄が友達に自慢するネタだと思われます。

しかしそのようなニーズがあり中国人の不動産投資に対する貪欲な思いで実際には非常に空き家の問題が出ているということが言えます。

ゴーストタウンが中国の地方都市に多数あるという風に言われて日本でも話題になりましたがほとんどの人は地方の方は海岸都市などに出稼ぎに行っていますのでふるさとの建物は買うだけ買って放置しているというのが一般的です。

また中国のデベロッパーというのもかつては10%の現金があれば90%は銀行からの融資という形で資金調達ができたということもあり中国のデベロッパーが中国全土に多数のマンション開発を行いました。

10%の現金と言いましたがこれは見せ金で良かったので金融機関に対しては現金資産があるというのを提示できればそれだけで資金調達ができたわけです。

よってその部分で資金調達が必要ということがあり昔は国営企業などからシャドーバンキングをして現金を調達していましたがそのことが大きく問題になり一般投資家からの社債を発行して資金調達という流れに変わっていったといえます。

今突然中国の不動産業界が減速しているというのは全てが金融機関の貸付の締め付けが原因ですがもうすでに空き家問題がひどい状況になったということで必要ではない developer を強制的に規模を縮小させたり破綻させる方向性に導いています。

中国のビジネスにおいては政府の方針というものが非常に大きく影響しますので政府がブレーキをかければ企業がなくなると言えます。

結局はここ20年近い不動産の乱開発の結果必要がない投資に対して今になって急ブレーキをかけたと言えます。

このような問題もしばらく経てば過去の話ということで消えて無くなりますがここ数年は建築関係で混乱はあるでしょう。

弊社が行なっているビジネスモデルの中で中国からの建築資材の輸入ということを行っていますがこういう分野もマンション建設が減速すれば当然建材メーカーやインテリアメーカーは影響を受けますのでしばらくの間は混乱が予想できます。

特に中国とのビジネスをする上で注意しなければいけないことは社会の発展と社会システムの変化というものを強制的に行いますので何十年も同じビジネスモデルが続けられるというふうに考えて行うと痛い思いをします。

中国人の投資家を見ても3年以上のスパンでほとんどの人は考えていません。

3年以内で投資をして回収出来ないものはこれは投資ではないと言い方をしています。

すなわちハイリスクハイリターンを求めるというのが中国ビジネスであり長期的な戦略でビジネスを考えるということは多くの投資家は行いません。

これは政府の方針によって明日全てを無くす可能性があるというのが中国人投資家もよく理解しているからです。

ですから今中国の不動産が急ブレーキがかかったと言うとその資金が無くなったわけではないので投資先を求めてあちらこちらと動き始めます。

現在日本はコロナが減速しておりますのでそれを考えても近い将来中国からの不動産マネーというものが日本に動く可能性は十分にあります。

そのようなことを考慮しても今から色々準備しておくことは重要かと思っております。

外国人投資家から見た日本の魅力。

□外国人投資家から見た日本の魅力。

最近ブログでも何度か書きましたが弊社の香港法人はドイツ能企業と提携しております。その企業は世界各国の投資や移民を支援している企業になります。

日本人は日本語というカテゴリーの中で生きていますので外国で暮らすということは非常に特別な感覚を持っていると思いますが、英語やスペイン語そしてフランス語また中国語などは世界各国で使われておりますので、その言語を話す人にとっては自らの言語が便利に使える地域であれば、国はどこでもいいという考えを持ってる人が多くいます。

これは植民地支配における移民制度を導入していた国や中国の場合は東南アジアに客家と言われる人たちが近隣諸国へ移住して商売しているケースが多数あります。

そのような地域では本国以外の地域でも童謡の言語が通用します。

そうなった時に、国という縛りがあまり重要ではなくなります。

ですからそれぞれの国や地域が出しているサービスが良ければ自らの居住する地域を都合の良い地域に移すことを問題視していません。

その話はともかく外国人から見た日本への投資の価値というのはどこにあるかというのを海外の企業のアプローチの仕方から話しします。

これは日本へ不動産投資をすればその収益から投資ビザを取得するというガイダンスで話が進みます。

投資ビザがうまく取得できれば日本の高度な医療保険が活用できるという最大のメリットを売りにしています。

すなわち日本に投資する価値というのは一般の投資家から言わすと投資が儲かるとかという話ではないのです。

治安がよく医療体制がいいので養老するには良い場所だと言う宣伝です。

中国人投資家から見たときに日本に不動産投資をするということはすなわち日本の高度な医療保険が活用できて環境もよく養老するためには最高の場所だということを売りにしています。

ですから、日本の医療ツーリズムというものが人気ありますが、それは日本の医療制度が充実しており安心が出来るからというところと日本への不動産投資というものが紐付いています。

後は海外投資家から見た時に日本は先進国の割に不動産価格があまり上昇していないというのがひとつのメリットに考えているようです。

日本人が賃借人の場合は割合綺麗に部屋を使って頂き、同時に家賃もそれほど問題なく支払ってくれるというところでモラルが高い賃借人が多いということが外国人投資家から見てプラスに感じるメリットです。

後は建物がしっかりしているので建物の耐久年数が長いというのも外国人投資家から見た時に中古物件を投資する際のメリットとなっています。

そのような部分を見て日本への投資をしていますが税制面では、決して世界的に見ても優遇されている地域ではないのでさほどメリットを感じていません。

ですから日本へ投資する人は短期投資というよりも中長期投資を見込んだ不動産投資になりますので、短期投資で儲けたいと思う外国人投資家は日本への投資はしません。

最近は中国の投資家から言われるのは日本の田舎で中国人の高齢者向けの養老施設を作りたいという相談は割合多くあります。

温泉があり空気が綺麗な日本は老後養老するにはいい場所だというふうに中国人は感じているようです。

高額所得者のファミリーが自分の両親を預けるならば環境の良い場所ということで、距離的にも飛行機で2時間程度で来れる日本を考えているケースが多くあります。

コロナの影響があり今は渡航が自由ではないのですがコロナが流行する前はそのような相談が中国の投資ファンドから何件もありました。

すなわち、そのようなニーズ日本の医療というものと養老そして高齢者の過ごす環境の良さというのが日本投資の人気の一つの要因となっています。