RCEPが始めるということは、中国語圏の世界最大の市場が出来上がるという意味

私の専門でもある中国ビジネスの分野は、10年近い氷河期時代でしたが、来年からRCEPが始まり、日本と中国とASEAN諸国が自由貿易がスタートします。その事を考えても、また、日本と大陸をつなぐビジネスというものが重要であるかと思っています。日本の中小企業が中華圏の企業と取引が促進できるということが重要だと思いっています。

RCEPは、中国、韓国とASEAN諸国との自由貿易になるのですが、この意味は、中国も、ASEAN諸国もほとんど、製造業などの商売を行っている人は、華僑であるといえます。ASEAN諸国の製造メーカーにも、いろいろ工場見学に過去に行ったことがありますが、広東省や福建省から来たという華僑ファミリーがASEAN諸国でビジネスを行っています。よって、RCEPというのは、日本と中国、華僑とのビジネスを如何にするかということになるかと思います。よって、取引は、中国語でできるということになります。

東南アジアでも華僑は、北京語を勉強しており、北京語で会話が成立します。そういう点では、RCEPの自由貿易のスタートは、中国留学組、中国語を勉強をした人にとっては、面白い市場ができる可能性が高いと言えます。ある意味、中国語圏の巨大市場ができたということになり、日本にとっては、何もしなければ、巨大な中国語圏の市場に呑み込まれる可能性もあると言えます。よって、自由貿易は、日本にとって市場を開くということは、チャンスを生みますが、今まで壁があったものが、取り除かれるということは、日本という国の市場を以下に守り、同時に近隣諸国と同ビジネスをしていくかということが非常に重要になります。

もう今まで外国だと思っていた市場が、東京と大阪みたいな感覚で、東京と上海、香港、シンガポール、バンコクなど中国韓国ASEAN諸国とビジネスをする時代になるということです。
ということは、大陸的発想で日本人もビジネスをすることは、重要になります。ということでも、これから日本人にとっても、RCEPの実現が新しい世界を作り上げるということになります。ですから、日本人という地域の人であって、もう国という壁はビジネスの世界では壁がなくなっていくことになります。その大変化は、欧州がEUを作った以上のインパクトが将来的には出てくると思われます。すなわち、アジア人は、金儲けが好きな人種ですから、そう考えても、世界の市場をリードする存在になり、日本はそのなかでどのような立ち位置になるのかを考えなければいけません。すなわち、競争が激化しますが、それだけ面白い時代が来るということになります。