物事は、『初心忘れずべからず』ということをよく言います。この意味は、はじめ思ったことを忘れず、謙虚な態度でいつまでも続けること、という意味の説明を書いています。
すなわち、どんなことでも始めたきっかけの基本があります。
渡しの場合も、23歳に上海留学をして、中国ビジネスを極めるぞとおもって、中国に渡りました。中国に割った当時は、まだまだ、これから中国の時代ということで、言われていた時代です。90年代の話です。もう20数年が過ぎ、日本経済も中国に抜かれ、どんどん引き離されている現状があります。
私も、この20数年の中国を見てきましたが、大きく変わったことは理解しています。しかし、自分自身を考えたときに、何が変わっただろうか?とおもったときに、大した変化がないような気がしています。
さて、最近は、中国の台頭とともに、中国に関する周囲の国の対応も随分かわってきました。確かに一人勝ち思想な中国経済に、周囲の国がおののいているのかと思います。
政治家の権力は、国家の体制の違いで全く違うので、仕方ないことです。中国の脅威論、いろいろ日本にいると聞こえてきます。
しかし、それは政治的な部分であり、商売を考えたときにそれをすべて鵜呑みしてはいけません。
確かに厳しさを増した部分がありますが、それだけ管理体制が整ったといえるのではないでしょうか?中国とのビジネスおける環境は、随分良くなっています。
いずれにしろ、私の人生の中で中国ビジネスを否定すれば、長年おこなっていたことを全否定するみたいなものですから、これからも日中の架け橋ビジネスを展開する企業としてビジネス展開していきます。
貿易事業と不動産仲介業を中心として中国と日本とかかわりをもってビジネスしていくことが、自身の初心を忘れないということになります。