欧州のプライベートクラブの権利収入の話

欧州のプライベートクラブの権利収入の話

 

今年は、徹底的に金儲けをするということにします。普通の金儲けは、自分が儲かれば、他人が損をするという商売が多いのですが、確実に自分も儲かり、それを案内したお客様も利益を得るということでのビジネスモデルが存在します。

 

これは、日本では馴染みのない仕組みですが、PPPという世界のモデルになります。

PPPというのは、もともと米国がスタートの仕組みですが、一般的に普及しているのが、欧州市場と言うことになります。

 

簡単に言えば、転売業者に資金を貸し出すということで、権利収入を得るという仕組みです。

 

専門的な転売業者のことを欧州では、プラットフォームと呼び、プラットフォームは、転売する商品の仕入先と売り先を持っています。

 

プラットフォームのトレーダー(転売屋)例えば、ある商品を10ドルで仕入れることができる売り主をもっています。その商品をもって、高く買ってくれるバイヤーを探します。バイヤーは、ある商品を30ドルで仕入れる約束(売買契約)を結びます。売買契約がむすばれてから、初めて仕入れをおこない、転売をします。

 

この取引形態をおこなうことで、転売屋は、在庫を持つことがなく、転売することで利益を得る事ができます。日本的に言えば、商社的なビジネスですが、このブリッジ取引を支援するために、資金を貸し出す(現金担保)ビジネスが、権利収入的に大きな収益をえることができます。

 

世界中で、いろいろな商品は、生産者とバイヤーの間で取引されています。特に先物市場では、3ヶ月先の値段は確実に決まっていますが、3ヶ月になる前に生産業者は、売却死体倍もあります。その場合は、割引で商品の売買権利を転売することもありますので、商品市場では、資金調達をしたいというニーズがあり、このマーケットは、欧州ではかなり発展していると言えます。そのような転売屋(トレーダー)に現金担保(クレジット・ライン)を貸し出す仕事で、権利収入的に、高い収益を保証する仕組みが、PPPと言われている市場です。

 

PPPというのは、プライベートクラブで収益をキャッシュバック(権利収入)得ることができる仕組みです。PPPシステムを利用して、権利収入を得ることができることは、非常に価値のあることです。このような仕組みは、ICC(国際商業会議所:フランス)の規約によって決まっています。

 

例えば、1%の現金資産があればそれをクレジット・ラインとして設定すれば、その100倍(100%)のクレジットを銀行は発行することができ、資金を貸し出してくれます。

 

つまり、1%の資金があれば、100%のクレジットとしての与信枠を借りることができる仕組みがあるのです。よって、100億円の現金をもったファンドがクレジット・ラインを貸し出すということで、転売ビジネスを主催するプラットフォームに対して現金担保を貸し出せば、銀行は、そのプラットフォームに最大100億円×100倍=1兆円のクレジット(信用枠)を貸し出すことができ、その範囲内で売買をすることができます。

 

例えば、10%の利益が出る商売を行うとすると、普通に現金が100億円だけで取引すると、10%では、100億円の10%=10億円の利益だけです。

 

しかし、銀行にクレジット・ラインを設定して、貸し出すと、銀行は、その100倍の1兆円のクレジットを貸し出してくれます。

 

そうすると、1兆円の10%の利益が出る商いをするのと同じことになり、1兆円×10%=1000億円の収益が上がることになります。

 

つまり、100億円の資金を1年間動かさず、ブロックファンド(凍結資産)としておくだけで、銀行は、その100倍のクレジットを発行して取引を支援することで、1000億円の利益を得ることができるというのが、欧州市場におけるPPPシステムといえます。当然、この転売取引(トレーダー)を行ったプラットフォームは、この取引を支援したプラットフォームに対して、キャッシュバックしてくれます。これが、権利収入的な収益と言えるのです。この仕組を理解すれば、欧州市場におけるPPPによる収益モデルがなぜ、高い収益性が生まれるのか理解できると思います。

 

1つの現金資産は、100倍のクレジットを銀行が発行することができ、その100倍になったクレジットによって、取引をするので、利益も100倍に増えるということになります。

 

つまり、レバレッジをかけて取引をするのと同じことですが、相場取引では、負ける可能性はありますが、売り主と買い主の間で確実に利益がでる取引でレバレッジをかけて取引すると利益は確実に増大するということを行っているだけになります。

 

筆者が、お金儲けの究極は、転売屋取引であるPPPシステムを行っているプライベートクラブに参加することであると言えます。

 

この市場は日本では殆どありませんが、特に欧州市場で発展していると言えます。

 

労働収入でなく、プライベートクラブの権利収入で稼ぐことが、金儲けだけ考えれば、究極に効率の良い世界といえます。

このような金儲けの世界は、一般人が参加できるモデルはありませんが、欧州市場では、そのようなモデルがあります。