外交の仕事

政治の道を目指したことが有りましたが、今は、スリランカ政府 文部省(職業訓練庁)の特命全権大使として、日本企業の協力を取り付けてスリランカ経済の再建のお手伝いをしています。

私の子供の頃の夢は、外交官でしたので、実は、これは、スリランカ政府の文部省から特命全権大使(アンバサダー)としての仕事を頂きましたので、これは、個人的には夢が叶ったということになります。小学生のときの作文がそう書いた記憶があります。外交官になって世界を飛び回る。

私はスリランカ政府からみれば、外国人ですから、外務省での外交官には、なることは有りませんが、スリランカ政府は、文部省も学生、人材育成をしていますので、学生が卒業してからの進路、(就職)をどうするかという問題があります。

学生の70%から80%は、海外に出稼ぎ行くことは嫌だと言っていますので、スリランカ政府は、外貨不足の解消のために、海外出稼ぎを推奨していますが、できれば、自国内で就職をできる環境が必要になり、同時に外貨を稼げる仕事をすることが重要になります。そのためには、外国企業の誘致と、国際貿易、国際金融、外国人観光客の誘致ということが重要なポイントになります。

面積の小さい島国が生きていくために何をすべきかということが国にとっての死活問題ということになります。其の問題を解決をするという難しい課題になりますが、やりがいのある仕事ということになります。

また、スリランカという地政学的にいえば、インド洋エリアの貿易中継基地として重要な位置関係にあります。

スリランカの特徴としては、インド、パキスタン、シンガポールとの自由貿易協定があり、日本企業がスリランカを中継して加工貿易をすることにより、インド、パキスタンなどの19億人以上にアクセス出来ると言えます。

そのようなメリットについては、日本企業の多くは、知らないと思いますので、そのような点についても説明をしていくことが重要だと思っています。

いずれにしろ、やることはたくさんあります。日本企業が、自由で開かれたインド太平洋 というテーアで日本政府もキャンペーンをしていますが、インドエリアへのゲートウェイは、スリランカへということで、今後展開していきます。