Ada Infrastructureは東京のTKW1データセンターキャンパスで3棟目となる施設の建設を開始した。Data Center Dynamicsが2026年9月3日に報じた。TKW1ではこれまで2棟の開発が進められており、今回の施設は同キャンパスの最終棟となる。
報道によると、TKW1は10MW規模の建物2棟と11MW規模の建物1棟で構成される計画だ。Ada Infrastructureは東京と大阪で複数のキャンパス計画を抱え、日本における大規模データセンター供給を拡大している。
背景にあるのはクラウドサービスの拡大に加え、生成AIやAIエージェントの普及による計算需要の急増だ。AI向けサーバーは従来型のクラウド設備に比べてラック当たりの電力密度が高く、大容量受電、液冷を含む冷却設備、ネットワーク接続の確保がデータセンター開発の重要条件になっている。
日本では東京圏に通信・企業需要が集中する一方、電力網の接続余力、用地価格、建設期間が新規供給の制約になり得る。このため今後の競争では建物そのものだけでなく、電力をどれだけ早く確保できるかが事業価値を左右する。AIインフラ投資の拡大が続けば、データセンター立地は不動産市場とエネルギー政策の双方でさらに重要なテーマになる。
出典
Data Center Dynamics