AIソフトウェア開発エージェント「Devin」を手掛けるCognitionは2026年9月8日、シリーズEで20億ドル超を調達し、企業評価額が480億ドルになったと発表した。新規投資家のAndreessen HorowitzとAccelが主導し、Founders Fund、General Catalyst、Avenirなど既存投資家も参加した。
Cognitionは2024年に設立され、自然言語で与えられた開発課題をもとに、計画、コード作成、テスト、修正などを自律的に進めるAIソフトウェアエンジニアDevinを開発してきた。同社によれば、前回の資金調達以降も事業規模が急速に拡大している。
今回の調達額と評価額は、AIコーディングが生成AI市場の中でも最大級の投資テーマになっていることを示す。企業側にはソフトウェア開発者不足や既存システムの保守負担という構造的な課題があり、コード補完から作業単位を任せる自律型エージェントへ需要が移行している。
ただし、高い企業評価を維持するには、単純なコード生成性能だけでなく、大規模企業での安全性、既存リポジトリへの適応、レビュー可能性、セキュリティ、実際の開発工数削減を継続的に証明する必要がある。AI開発ツール市場には大手モデル企業やクラウド企業も参入しており、今後はモデル性能だけでなく、開発工程全体をどこまで自動化できるかが競争の焦点になる。
出典
Cognition