Appleは2026年9月、同社初となる折りたたみ式スマートフォン「iPhone Duo」を発表した。Reutersによると価格は1,999ドルで、折りたたむことで携帯性を維持しながら、開いた状態ではより大きな画面を利用できる設計となっている。
折りたたみ式スマートフォン市場ではSamsungやHuaweiなどが先行してきた。Appleはこれまで参入を見送ってきたが、スマートフォン市場全体の成長が鈍化する中、高価格帯端末の新カテゴリーを投入することで既存iPhone利用者の買い替え需要を刺激する狙いがあるとみられる。
iPhone Duoには新しいA20 ProプロセッサーやC2モデムが搭載され、折りたたみ機構のための独自ヒンジやチタン素材も採用されたと報じられている。折りたたみ端末では、画面の耐久性、ヒンジ寿命、本体重量、バッテリー性能などがユーザー評価を左右するため、Appleがこれらの課題をどの程度解決したかが市場普及の重要なポイントとなる。
今回の製品投入は部品産業にも影響する。折りたたみディスプレー、超薄型ガラス、ヒンジ、ディスプレー制御半導体などの需要が拡大すれば、Appleの巨大なサプライチェーンを通じてフォルダブル関連部品の量産規模が拡大する可能性がある。
スマートフォン市場ではAI機能の競争も激しく、今後は折りたたみ式ハードウェアだけでなく、広い画面と生成AIをどのように組み合わせるかが差別化要因になる。Appleの参入によってフォルダブル端末がニッチ市場から主流のプレミアム端末へ移行するのかが注目される。
出典
Reuters