中国における巨大企業経営者の結末

【中国における巨大企業経営者の結末】

中国における独占禁止に対する考え方を見ていて思うことは、企業が巨大化して、その経営者の影響力が政府にも大きく及ぼすようになれば、その企業を解体するという方向性に転じています。

資本主義をどんどん導入してビジネスで成功することは、美徳だということを強調してきた中国ですが、中国企業が世界的な規模になってきたとき、当局からみて、政府の指導者よりも大きな影響力を及ぼす可能性が出てくれば、そのカリスマ経営者を潰す傾向がある。

たしかに、中国指導部のなかで、つぎなるカリスマ指導者を誰にするか?ということ、人材の問題があると言われている。

政治家よりも、企業家がそれ以上のカリスマ性をもって、国民意識を牽引する世界になれば、結論、経済の牽引とよりも、国家の体制維持の問題にもつながるために、中国は、質素な路線に一気に路線変更をしていることが言える。

アリババ経営者や恒大集団の経営者は、それだけ大きい影響力をもつようになったことが、法律、制度もって強大企業であっても簡単に太刀打ちできなくなるということを示していると思わる。

いずれにしろ、資本主義経済を取り入れ、民間企業の巨大化をしているが、やはり、自らの政府の指導者に変わるような巨大な影響力をもつ経営者が出てくることは、国家を維持する上で、排除されるという動きといえます。

企業は巨大化するよりも、細分化、分割可して、目立たないことが大切であるという意味でしょう。

中国ビジネスを無視して通れない理由は、客家の存在を知る

【中国ビジネスを無視して通れない理由は、客家の存在を知る】

中国ビジネスについて言えば、2022年から日本にとっても精神的に大改革をしなければいけない時期に来ている言える。中国との関係で色々日本では言われているが、中国といっても、中国人は、東南アジア、ASEAN諸国で製造業などの商売をしている人の多くは、福建省や広東省からのASEAN諸国に移民した華僑である。

中国でもその人材を利用しようと、一帯一路でも福建華僑を使って、ASEAN諸国のビジネスを広げようと相当力を入れたのは事実である。

それは、日本では報道されていないが、中国政府は、福建華僑を支援をして、どんどんビジネスをするように推奨していた。現在でもその動きは続いている。すなわち、ASEAN諸国で大きな力を持っている中国華僑のふるさとも中国人、漢民族であることがいえます。

よって、日本の報道をみていると中国に対していろいろ難しい話をしていますが、政治はなしとビジネスの話を同じ路線で説明する傾向がつよくなりますが、政治は、政治、ビジネスは、ビジネスということで分けてかんがえなければ、日本はRCEPが始まり、中国とASEAN諸国の自由貿易がはじまれば、うまく仲間に入れないという自体になってはいけません。

ASEAN諸国のどの国でも大きい商売をしているのは、華僑マネーであるということです。彼らのふるさとは、福建省、広東省であるということを理解した上で、ASEANとの商売を考える必要があります。

中国では歴史的に、終われてASEAN諸国に移民した人は、客家(はっか)と言われた人たちのことです。このネットワークは中国からASEAN諸国に広がり、親族や血縁関係で強固なネットワークを持っています。

ASEAN諸国でのトヨタ自働車の成功という話を、ある元トヨタの幹部に聞いたことがありますが、ASEAN諸国の総代理店は、中国系の華僑資本に頼ったということです。それで、大きく市場を伸ばすことができたと言う話を聞いたことがあります。

インドネシアの華僑は、1%華僑資本が99%インドネシア人の経済を握っているという話もあり、中国といっても、華僑ももともとは、同じ客家であると言えます。よって、中国といっても、一つの中国民族というイメージで考えれば、間違いが起こります。

中国ビジネスにおいて、客家のネットワークは非常に重要になります。この部分に築いて、うまく商流を掴んだ企業は成功したと言えます。

 

中国共産党にとっての原点はどこにあるのか? それは、日本の東京

最近は、毎日中国ビジネスについての話を書こうと思ってブログを書いています。そうすると、不思議と引き寄せがあります。

私自身は、今の中国の国家主席の関係者は知り合いにはいないのですが、親日派であった前国家主席の家系の人とはお付き合いがあります。子供の世代でから、太子堂と中国ではいわれています。突然、日本との文化交流を行う協会始めるからということが連絡がありました。何度か、一緒に旅行にいったこともある仲です。

2008年に前国家主席が来日して、日本との間で約束したことがあるのですが、その後、その約束を行う人がいないので、自分が行うということで、日本との民間交流をすすめるためい文化交流をします。ということで、上海に事務所を開いたという連絡がありました。

以前、中国と日本の関係がどうか?戦争の可能性はあるのか?ということをその太子堂の方に聞いたことがありますが、回答は、こうでした。

「今の中国の若者の多くは、一人っ子政策で、一人しか子供がいません。もし戦争になるなったらどの親も反対してすぐに辞めるように話して、人が集まらないでしょう」「本気で血を流そうと思っている人はだれもいません」

ということ話していたことが印象的でした。

それで、その太子堂の彼に言われたのは、「中国共産党は、どこでつくったのか?知っていますか?」と問われました。そのときに初めて、私も知りました。東京で日本人の支援でつくった中国人留学生の組織が、中国共産党の原点です。

ということです。

中国人留学生の日本でははじめた学生運動が、今の中国をつくったのです。
これは、前国家主席の太子堂の彼から本人から聞いた話ですから、中国の本当のトップ幹部のなかでは、そのことは、今でも語られているということです。

原点が大切であり、中国共産党をつくった日本と文化的交流、民間交流を行うのは当然のことであるという意見でした。

この事実、ほんと、今の日本人、何人の人が知っていますか?

中国共産党は、東京でつくった中国人留学生の学生運動で、それを支援したものも日本でした。

中国ビジネスについての熱い思いを文章化することは、実は自分の気持を楽しくする。

中国に渡航できないのですが、中国ビジネスに気合を入れようと思って、中国のことを書いていると、不思議と中国の知人からの連絡が増えています。中国ビジネスは、20年以上やっているので、そのことについて話をすれば、ほんと、いろいろ話しできることがあります。昔は、上海に住んでいるときは、毎日にように日本から来客があって、上海で中国ビジネスについて語っていた頃を懐かしく思います。東京で、中国ビジネスをおこなっていると、周囲にそのような仲間が少ないので、ほとんど、独り相撲のような感じで中国外商売を行っています。

たしかに、取引会社は、中国の企業ですから、中国との交渉は常におこなっていますが、取引会社とあまり熱く中国ビジネスについて語ることもありませんので、その思いをどこにぶつけるかとおもっていたのですが、ブログで日々、思うことを書いていこうと思っていたら、ふと気付いたら、昔の中国ビジネスで知り合った人から一人一人と連絡をいただくようになっていますので、これも面白いなぁと思っています。

日本と中国をつないでビジネスをいろいろやろうとおもって大陸に渡った日本人、また、日本とビジネスをしようとおもって、日本に来日した中国人と、立ち位置はそれぞれ違うにしろ、日中間のビジネスということで、いろいろ考えて行っている人は、現在もなお、世間的に言えば、ブームはさりましたが、心のなかで日中のビジネスを如何にするかという思いがあることは言えます。

私自身も、20年以上のこのジャンルのビジネスをおこなっているわけですから、この部分を否定すれば、私自身のおとなになってからの人生ついてほぼ全否定することになりますので、世の中が、中国ビジネスがブームであろうと、ブームでなかろうと、大きな市場を見て、なにかできるのではないかとおもって行動することが価値があると考えています。

いずれにしろ、中国ビジネス、私自身感じていることを好きなことをどんどん書いていきます。

書くことによって仲間が集まってきます。

2004年のときに、上海で起業したときのことを思い出して、中国ビジネスを実際に現場で行っている感覚、臨場感が伝わるブログを書いていきたいとおもいます。それが自分自身が伝えたいことだと思っています。

やはり、外国との商売は色々難しい面がありますが、今は随分整備されてきましたので、以前いくらべると中国ビジネスは、随分開かれたものと言えます。

とりあえず、うちのジャシボのビジネスモデルは、日中の架け橋、日本の中小企業と中国の中小企業の商取引の促進ができる支援事業をするということです。まさに政治とは関係ない民間交流、民間における中国ビジネスの商機を狙ってビジネスを展開するチャレンジの面白さについて自身が感じていることを書いていきたいと思います。

RCEPのビジネスについて考えることは、私にとって、今後20年の研究テーマになります。

□RCEPのビジネスについて考えることは、私にとって、今後20年の研究テーマになります。

RCEPについて、色々自問自答していると、中国、韓国、ASEAN諸国ということになれば、究極を言えば、完全に華人の世界の自由貿易圏ということになります。すなわち、このビジネスモデルで一番大きな市場をつかむことができるのは、華僑系、中国系企業が優位になることは、容易に想像がつきます。

2022年から約20年の歳月をかけて、自由貿易が拡大していくということですが、ビジネスにはテーマが必要ですが、私にとってのビジネスのこれからのテーマは、RCEPについて研究していくことにします。この制度が始まれば、一体どうなっていくのか?それを考えて、色々情報を発信してくことにしていきます。

巨大中国語圏の市場が出来上がり、そこに日本の立場がどうなるか?中国系の20億人近い言われる人のほとんどが、中国、ASEAN地域にいますので、このことは、日本も同じ土俵で勝負するようになるのですから、無視できない話です。

よって、RCRPについてこれから20年のビジネスを考えたときに、この分野で色々専門的に行っていくことは、年齢的に考えて、人生最後のビジネスモデルの研究になるかと思っています。この中国系の強大市場で日本がどうやって生き残るか?それが課題になります。

すなわち、日本の産業の強化、イノベーションをしない限り、日本が中国系の市場に完全に呑み込まれることになります。圧倒的に、漢民族の人数が多い事実があります。やはり、人口規模が大きいということは、市場にあたえる影響が大きいということが言えます。

いずれにしろ、このことをテーマに研究していくことが私の課題になります。また、その市場に対して実際に自らどうビジネスをしていくかを考えて行く必要があります。
次なる課題が見つかりました。
それですよね。
今後、20年以上かけて発展していく市場です。そこ場に身を投じてビジネスをしていくことで、年齢的に考えて、この問題をどうするかを考える課題として人生最後の仕上げる仕事になるのではないかと思っています。

すなわち、2022年1月1日からスタートするわけです。
これは、巨大なプロジェクトですから、一体どうなっていくのかワクワクします。日本が大陸とつながる日も近いかもしれません。

RCEPが始めるということは、中国語圏の世界最大の市場が出来上がるという意味

私の専門でもある中国ビジネスの分野は、10年近い氷河期時代でしたが、来年からRCEPが始まり、日本と中国とASEAN諸国が自由貿易がスタートします。その事を考えても、また、日本と大陸をつなぐビジネスというものが重要であるかと思っています。日本の中小企業が中華圏の企業と取引が促進できるということが重要だと思いっています。

RCEPは、中国、韓国とASEAN諸国との自由貿易になるのですが、この意味は、中国も、ASEAN諸国もほとんど、製造業などの商売を行っている人は、華僑であるといえます。ASEAN諸国の製造メーカーにも、いろいろ工場見学に過去に行ったことがありますが、広東省や福建省から来たという華僑ファミリーがASEAN諸国でビジネスを行っています。よって、RCEPというのは、日本と中国、華僑とのビジネスを如何にするかということになるかと思います。よって、取引は、中国語でできるということになります。

東南アジアでも華僑は、北京語を勉強しており、北京語で会話が成立します。そういう点では、RCEPの自由貿易のスタートは、中国留学組、中国語を勉強をした人にとっては、面白い市場ができる可能性が高いと言えます。ある意味、中国語圏の巨大市場ができたということになり、日本にとっては、何もしなければ、巨大な中国語圏の市場に呑み込まれる可能性もあると言えます。よって、自由貿易は、日本にとって市場を開くということは、チャンスを生みますが、今まで壁があったものが、取り除かれるということは、日本という国の市場を以下に守り、同時に近隣諸国と同ビジネスをしていくかということが非常に重要になります。

もう今まで外国だと思っていた市場が、東京と大阪みたいな感覚で、東京と上海、香港、シンガポール、バンコクなど中国韓国ASEAN諸国とビジネスをする時代になるということです。
ということは、大陸的発想で日本人もビジネスをすることは、重要になります。ということでも、これから日本人にとっても、RCEPの実現が新しい世界を作り上げるということになります。ですから、日本人という地域の人であって、もう国という壁はビジネスの世界では壁がなくなっていくことになります。その大変化は、欧州がEUを作った以上のインパクトが将来的には出てくると思われます。すなわち、アジア人は、金儲けが好きな人種ですから、そう考えても、世界の市場をリードする存在になり、日本はそのなかでどのような立ち位置になるのかを考えなければいけません。すなわち、競争が激化しますが、それだけ面白い時代が来るということになります。