Alibaba Cloudは2026年9月1日、新バージョンの「AI Gateway Serverless」を正式に商用提供へ移行した。8月31日まで実施していたパブリックプレビューを終了し、9月1日から課金を含む正式サービスとして提供する。
既存のプレビュー環境は原則としてそのまま保持され、自動的に商用インスタンスへ移行するため、利用企業は設定や業務データを移行する必要がない。一方、継続利用しない場合には課金開始を避けるためインスタンスを削除する必要があるとAlibaba Cloudは案内している。
AI Gatewayは、企業が複数のAIモデルやAIサービスをAPI経由で呼び出す際の入口となる。生成AIの企業利用が拡大するにつれ、モデルの切り替え、認証、アクセス制御、利用量管理、API運用などをアプリケーションごとに個別実装するのではなく、ゲートウェイ層で統合管理する需要が強まっている。
中国のクラウド市場でも、競争は単純なGPU供給や大規模言語モデルの性能だけではなく、企業がAIアプリケーションを本番運用するための周辺インフラへ広がっている。Alibaba CloudがServerless型AI Gatewayを商用化したことは、AI導入が実験環境から日常業務のIT基盤へ移行しつつあることを示す動きといえる。
出典
Alibaba Cloud