中国市場から撤退する日本企業


本日のニュースで、パナソニックのテレビ事業部が中国から撤退するという事が流れた。中国ビジネスに長年関わってきて、何度か、上海にあるパナソニックの事務所も、訪問したこともあったので、なんだか、気になる話であった。中国メーカーの出す価格で対抗できなくなり、販売台数が落ち込み撤退ということである。
どういう構図になっているのか?中国メーカーにも、欧米や、日本の優秀な人材が流れているという事実もある。中国ブランドが最近、ドンドン世界市場で力をつけてきた理由に、日本や欧米の一流メーカーで勤務していた優秀な人材が、中国メーカーに雇われ、技術が流れていったということが大きな原因のひとつになっている。企業には、退職年齢があり、退職してまもない技術者は、ノウハウも最先端なものをもっている人も多くいる。ある意味、日本の企業は、日本の技術者の生涯雇用をやめた結果、技術流出が起こり、結果、日本の企業が、世界戦略を行う上で苦しい状況になっているということがいえる。
すなわち、見えないところで自国民同士で、経済戦争し、市場の殺し合いが行われているかのように見える。物事を生み出せる人材というものは、そう多くはない。日本が世界市場で生き残るためにも、技術流出を防がなくてならない。中国では、優秀な技術者には、手厚い社会保障がつけられているという話を聞く。